部員QPさんからのこんな拍手が今回の発端。

>体重について・・・部長、筋トレしてもなかなか落ちませんorz

というわけで、自分もいろいろ考えてみました。
二部構成で、今回は物理的な考察です。

ウチの部活内容として、部員各自の何をもってトレーニングとするか判断しているので一概に言うことはできませんが、、率直に難しいと思います。体重を減らすってことは、つまり無駄なお肉である脂肪を減らし、筋肉にするということですよね。平たく言うとダイエットなわけです。

で、感覚的な話、世の中には様々なダイエットに関するHow to 本が出回り、血眼になってダイエットしている人がいるわけです。自分は部長として、この部の活動を軽んじるつもりは毛頭ないです(むしろそんな人にはお仕置きしちゃいます)。しかし、筋トレを始めて一朝一夕で魔法のように体重が落ちると、前述の必死な方々に失礼だよなーとか(笑

では、ちょっち目先を変えて科学的に。
人の体っていうのはいざというときのためにエネルギーを蓄えているわけです。
形式は二つあって、すぐに使えるけど蓄える効率はあまり良くないものすぐには使えないけど保存は利くもの。んで、後者が脂肪にあたるわけです。ちなみに前者は簡単に言えば糖分。イメージとしては、PCならメモリとHDD、お金なら現金と貯金ってとこでしょうか。

運動を始めると、体はこの蓄えていたものからエネルギーを取り出して消費します。
もちろん、最初は使いやすいものから使います。糖分ですね。脂肪はまだ使われません。
最初の糖分だけで乗り切れるなら、乗り切っちゃいます。でも、運動が長く続けばそうはいきません。貯める効率があまり良くないものですから、ストックは少ないわけです。そうして、次第に脂肪が使われるようになります。つまり、脂肪を使うにはある程度長い時間の運動が必要というわけです。

ですが、筋トレって腹筋○回、のように短時間で終わってしまうことが多いですね。
これが筋トレがダイエットに不向きな理由となります。

ウチの部活としては、ウォーキングやジョギングも活動内容に含めていますので、そういうある程度の時間を費やすものは効果的といえるでしょう。

諦めるだけなら簡単ですが、少し目先を変えて。
全身を対象とした代謝的観点から述べるなら、↑のように長時間の運動を推奨しておけばいいでしょう。しかし、局所的に見ると、特定の部分に刺激を与えて脂肪を筋肉に変えるという見方もできるわけです。つまり、体重を落とそう=脂肪を減らそう、と考え、普段使わない場所を鍛えると効果があると思われます

誰しもが知っている腹筋、腕立て、背筋といったトレーニング箇所は何かしら使用することが多く、脂肪以前に既にある程度筋肉が付いています。そこをパワーアップするよりも新規開拓するほうが効果は現れるのではないでしょうか。

例えば何かしらのペーパーテストを考えてみましょう。80点のものを100点にするより、0点のものを40点にする方が簡単かつ伸び代が大きいとは思いませんか?

摂取量を少なくすれば、脂肪もへるがな、という考えはあまりに短絡的すぎます。
栄養摂取量を減らすと、体はびっくりするでしょう。それまでの配給量が何の告知も無くへるわけですから。みなさんも給料がいきなり減ったら怒る前にびっくりするはず。
でも、それだけの栄養でやっていかないといけないのです、現実問題として。

では、どうするか。体は栄養の吸収効率を上げます
どういうことかといいますと、少ない栄養を効率よく蓄えようとするのです。栄養が少ない環境に対応しようとするのですね。次に栄養がもらえるのがいつかわからない。それなら貯蔵を増やそう、と。

ここで摂取栄養量を元に戻すとどうなるか。
効率は変わらないので、以前よりも脂肪として蓄える量が増えると思われます。
代謝効率が戻っても、脂肪は効率の良いエネルギーの貯蔵形態です。保存が利くならいつか役に立つかもしれないし……。そう体が思うかどうかはわかりませんが、貯蔵量を減らすことはしません。これがいわゆるリバウンドじゃないでしょうか。

さて、ここまで単純に自分が持っている知識と、それに肉付けする思考でつらつらと述べてきました。文献なんかで調べるとボロが出るかもしれませんが、そのあたりは寛容に見てもらったりこっそり教えてもらえると嬉しいかも(ノ∀`)

コンテンツ増やさないとなぁ、ってのはいつも思ってますが……なかなか、ね(ぇ

次回はメンタル的なことを書こうと思ってます。
それでは、ここまでお付き合いくださってありがとうございました〜(´∀`)
闇筋トレ部は入部をいつでも歓迎いたしますよ(←最後に宣伝かっ