麻雀
ブランド/ねこねこソフト
ジャンル/麻雀
2004年12月発売

とある昼下がり――
雪希さんへのプレゼントを用意していたのになくしてしまった健ちゃん。部屋中探しても見つかりません。雪希さんはもういい、といってくれますが、健ちゃんは諦め切れません。

健ちゃんの執念は、外への探索に足を向かわせます。そこで出会う日和さん。何故か情報開示を断る日和さん。むぅ……ならばっ! 麻雀で、勝負だっ!

麻雀ゲームなのでテキストは少ないですが、基本的なフレームは前作「ラムネ」と同じです。
微妙に変わってますけど。といっても見た目だけで、スキップ、バックログ、オートモードは付いてます。実際これだけあれば十分ですしね。

麻雀のルール部分も各種設定ありで、充実してると思います。
麻雀やりこんでる人はどうかわかりませんが、普通にルール知っててやったことあります、という自分は特にいじることもなくプレイして楽しめました。敵の強さとしては、まぁこんなものかと。普通レベルはちょっと弱めでしょうか。難易度は上に上げられるので、物足りない人も安心です。

セーブ箇所は100個。
絶対こんなに使いません。ストーリーモードはクリアすると、特にセーブせずともまたその部分から始まりますし。次回作のテスト、って意味合いもあるかもしれません。

絵師は秋乃武彦さん、あんころもちさん、司ゆうきさん。
「ラムネ」と同じメンバーですが、今回は過去作品のキャラが多いので秋乃さんの分量多めっぽいです。「ラムネ」の反動でしょうか(笑

絵はえちぃの多いです、というかそればっかりです(笑)
まぁ脱衣麻雀ですから。内訳は、
white→1
銀色→1(ねーちんではありません_| ̄|○
みずいろ→10
朱→3
ラムネ→8
その他→4
となってました。人気と時間的に考えれば妥当な配分ですね。

自分的今回の目玉は、和泉さんの新しい立ち絵です。
本当に初期のころと比べればうまくなっているのですが、なんというか、それと比べても別人って感じではなくこれは和泉さんだなぁ、と違和感のようなものはないのですよ。ちょっと言葉にするのは難しいです(汗) ちょこっと、にゃう? と首をかしげる人もいましたが、ひさしぶりってことでオッケーです。

サウンドモード無いので曲数はわかんないですが、どのキャラも自分のテーマ曲を持ってます。
新曲もいくつか入っていて、ED曲はボーカル付です。これは良かったです。歌詞がストーリー仕立てになってて、曲自体も軽いノリでよいです。是非サウンドモードがほしいところですが……。
新しいBGMの方も、麻雀チックな、というニュアンスがしっくりくるものとなってます。

音声ですが、こちらはちょいと難アリかと。
過去作品に比べて違和感ある人がちらほら。でも、和泉さんは上手くなってた気が。
あと、ねーちんの新規ボイスが無いのは仕方が無いのでしょうか……_| ̄|○

書き手は秋津環さん、海富一さん、中森南文里さん。
今回はテキストを読ませる作品ではないのですので軽く。ストーリーモードでは、ぶらぶらする主人公&雪希さんに絡んでくる(むしろこっちから絡んでいく)→麻雀という流れです。

今回は状況に大幅な制限がついているため、ライターさんは困ったんじゃないかなぁ、と。
メインコンテンツは麻雀だからいいか、というのが感想です。

むしろ、今回の製作物で一番力の入ったテキストは麻雀の説明部分ではないでしょうか。
なんとか初心者の人にもわかるように。という苦心がにじみ出ています。しかし哀しいかな、こういう説明は製作の手間暇ほど評価の対象にはならないものです。それは、あるレベル以下の全然わかんないものを除けば、それ以上はなかなか差がでないからです。自分も麻雀の説明はフリーでキャラが追加されるのでは、と読んだくらいです。本のほうはまだ手をつけてなかったり……。

ねこねこ恒例のおまけシナリオですが、今回は1つだけ。
しかも麻雀ネタですので、わかる人が少ないのでは、と思います。オチもあんまり、でした。

あと、システムのとこで書こうか迷いましたが、こちらに。
おまけモードにはねこキャラ大図鑑があります。すべてのキャラが網羅されてますので、見たことないのは、その作品をまだ遊びきれてないのかもしれません。

佐々井夕奈さん
何をいまさら聞くのですか(笑)
しかし……今回は……_| ̄|○
何ゆえ……何ゆえねーちんひとりじゃないのですかっ! 朝奈とセットなんてっ!
しかも役を読み上げたりポンとかチーとか、全部朝奈ですし。
自分はねーちんとのコンビでサバイバルしたかったのに……_| ̄|○
今回の麻雀はねーちんが第一目標だっただけに、ショックでかいのですよ。
ねーちんの新しい立ち絵希望ですよ。これが和泉さんとの、メインヒロインとサブヒロインの差だとでも言うのか……_| ̄|○

2004.12.14