もしも佐々井亭が現代にあったら、きっとこんな仲の良い姉妹の、ごく平凡な、けれどもほんわかした幸せに包まれているんだろうなぁ、という妄想を具現化してみました。5/21現在7つのお話があります。どれもお手軽に読める量だと思うので、もしよろしければリンクをクリックしてみてくださいませ。


もしも佐々井亭が現代にあったら。




SSについて少し。
本当はもっとシリアスな、もっと具体的に言えば銀色3章のアナザーエンドを具現化したいと思っていました。今でも思っていますけど……。ただ、それを個人の妄想から一つのカタチにするには、自分の力量と根気じゃ足りないかなぁ、というのが正直なところだと思います。以前HPで途中まで書いてましたが、途中から納得のいくものではなくなりお蔵入りしています。

じゃあこのSSたちが半端な気持ちで書かれたか、といえばそんなことはありません。
SSてのは、そのキャラの他の表情を見せるモノだと思ってます。シリアスな原作の雰囲気を大事にしてもう一つの可能性、というのも良いですが、物語では触れることのできなかった部分に妄想の力でスポットライトを当ててやるのも大事なんじゃないかな、と思ってます。

”銀色”という物語はその性質上、制約が大きいものでした。
特に、銀糸という大きな力が働いていた。ですが、3章冒頭で見せた姉妹の姿。あれこそが日常なんじゃないでしょうか。そんなどこにでもありそうな日常に触れ、共感していただければ嬉しいです。