まず否定しときます。違います。それ違う。決してジョジョじゃない。
さて、ここでは風の話とドラ、そして最後にさきほどのページでスルーしたカンについて解説します。
ゲームのルールはここで最後です。あとはどんな感じで手牌をそろえればいいか、っていう役の話ですから、もうひとがんばりですっ。カツサンドっ。

”さいしょ”のページでスルーしたのですが、まずは順番の決め方からです。
麻雀は反時計回りに引く順番が回っていく、っていうのは前に言いました。じゃあ、最初は誰から? という疑問がでますね。

・場の風、あなたの風
最初の人を「親」といいます。あと3人は「子」。
スタートして、誰かがあがるか、誰もあがれずに引く牌が無くなればその勝負は終わり。
ちなみに1回の勝負を「局」といいます。反時計回りに次の人へ親は交代です。
もし親の人があがれば、ボーナスとしてもう一回親です。んで、4人が1回ずつ親をすれば終了。

麻雀界だと、順番によく”東西南北”を使います。うーん、中国チック(ぇ)
順番は 東→南→西→北 という感じに。この概念はちょいと大事。

さて、親が決まればいろいろ属性が与えられます。
幼馴染とか、妹とか、ドリルとか、ろr(GUSARI☆

……うぐぅ。属性というのはですね、”家”と”場”です。そんなに難しくないです。
親の人が「東家」でそこから反時計回りに「南家」、「西家」、「北家」となります。

それから”場”。
これは、全員が一回ずつ親をするごとに変わります。最初が「東場」。んで、4人が1回ずつ親をして、2周目に入ると「南場」に突入します。これも殺気のさっきの家と同じで、南の次は「西場」、「北場」です。では、恒例の図を。



上で、ねーちんの親からスタート。すると、場は「東場」ですね。1局目なので「東1局」。
ねーちんが「東家」、七海さんが「南家」、ひよりんが「西家」、朝奈ちゃんが「北家」です。

ここで、ひよりんがあがったとします。
次は「東2局」で家は一回りしますね。つまり、ねーちんは「北家」、七海さんが「東家」、つまり親です。ひよりんが「南家」で朝奈ちゃんが「西家」となります。

この「場」と「家」は、そこまで重要じゃないんですが、”役をつくろう”のとこでまた出てきますので。
ゲームだと、画面のどこかに、場は何か、今自分の風は何か、っていうのは書いてますし。

・ドラ
持ってると嬉しくなります。いじょ(ぇ
……ホントですよぉ? ゲームだと、こんな風に表示されてるはずです。

このように表示されてる牌の次の牌に、ボーナスポイントがつきます。この場合、です。”次の牌”の数え方は、萬子だと→……→となり、の次はとなります。最後だけ注意。竹子、筒子の場合もこれと同じ。
字牌の場合は、風牌は、で、これもの次はで、特殊。んで、三元牌(白・發・中のこと♪)は、となります。じゃあの次は? もう予想がつくのではないでしょうか。ですね。

最後にもう一度いうと、ドラはあくまでおまけです。決して持ってるだけで特殊効果が! なんてことは無いです。また、ドラはオマケなのでドラのみというあがりはできません

さてさて、ここまでで大分麻雀のルールを飲み込めてきたと思います。
役以外の、ついに最後です。

・カン
基本的なことはポンと同じです。違いは、ポンは同じ3つの牌でしたが、カンは4つです。自分で3つ持ってて、最後のひとつを誰かが捨てるとカンできます。


↑ここで、左の人がを捨てると、カンといい、


ポンと同じ要領で、倒して右に寄せます。4牌なので、左の人から鳴いたら左から2牌目を横にしましょう。向かいの人なら右から2牌目、右の人なら右端の牌です。
さて、↑をよーく見てください。1牌多いですよね? そう、これがポンとの違い。カンだと1個捨てるのではなく1個引いてくるのです。ちなみに、図は既に引いてきた状態です。どこから引いてくるかというと、ドラの横からです。


↑ここ。ドラの二つ左です。二段重ねの上側。
あと、ドラが増えます。最初から表示されてるヤツの隣(四牌ある方。図では右側)をめくります。


あっと。偶然にも同じ牌が。ドラのボーナスポイントって何? というのは、「役を作ろう」のページで。
一応言っておくと、「翻数」が増えます。ドラ1個=1翻。この場合、ですが、二個ドラ表字牌があるので2翻もついてます。

……ごめんなさい、「役を作ろう」のページ読むと理解できます。
にゃうん。んで、その後1牌捨てます。
自分で4牌目引いたー、ってときもカンできます。この場合、

 

こんな感じで、両サイドを裏返して端に寄せてください。んで、1ドロー1牌引いてください。この辺鳴くカンと一緒。ドラが増えるのも一緒。その後捨てるのも一緒。それから、既に鳴いてあるポンを強化すること(笑)もできます。

 
ここで、を引いてきたとします。すると、カンと宣言し、

 

と、左端にくっつけます。あとは上と同じ。1牌引いてドラが増えて、1牌捨てる。

さて、カンについて少し補足をしようと思います。
カンってどういう意味があるのか、ということです。ポンやチーはあと1牌で1面子になるので、その”あと1牌”を他人の捨て牌からもらってくることで1面子完成というメリットがありました。

しかし、カンは既に1面子になっているのにあえて他人にさらすことになります。
これって何かメリットがあるんでしょうか? 和了ることを目的としていますから、自分が和了りに近いことを宣言することは他人に警戒されてしまいます。それに、わざわざ鳴いても手が進まないからあんまり意味がないんじゃないかな? と思うんじゃないでしょうか。

実際、それは正しいです。カンはあまり速さという観点からはメリットは無いです。しかし、↑にも書きましたが、ドラが増えます。これがメリットでしょう。もちろん、ドラは他のプレイヤーにも適用されますから、諸刃の剣です。使いどころを考えて使いましょうね。

まぁ、有用性ってことやルールの複雑さとか考えるなら、最初はカンは使わない方が無難かもしれませんね。実際、筆者もほとんどカンは使いません(´ヮ`*)