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個人的には面白かったのですが、話の内容が人を選びそうなモノ。
銀色はサイトの方向性からも是非勧めたいのですがねぇ…… orz




アトラク=ナクア
(アリスソフト:1997/12発売)
Keyword
シリアス ダーク
宿敵との対決で傷を負った女郎蜘蛛が傷を癒すために住み着いた学校を舞台に展開される話。ADVによく見られる口語体・一人称という形式ではなく、文語体の三人称形式で淡々と語られます。このどこか冷めたようなテキストが物語の退廃的な感じとマッチしていると思います。

作品を通して、女性の負の感情や情念が描かれています。主人公も女性ということもあり、場面場面での対象となる女の子の揺れ動き、それに対する主人公の言動などは見事でした。

ゲームにハッピーエンドを求める人にはオススメできませんが、一つの作品としての完成度は非常に高いと思います。廉価ですし、やってみるのも悪くないかと。

痕
(Leaf:1996/07発売)
Keyword
伝奇ノベル 燃え
ビジュアルノベル原点
 
主人公が父親の四十九日で訪れた親戚宅で起こる猟奇殺人事件と、その背景にある”鬼”の伝説を描いた物語。感嘆するようなアイデア・設定があるわけではありませんが、攻略順を固定することで徐々に物語が明かされていく見せ方が秀逸です。加えて文章の巧みさ。”ビジュアルノベル”と銘打つだけのことはあります。

その文章も相まって、キャラクターは非常に魅力的です。ヒロインのみならずサブキャラクターの細かいところまで書き込まれいます。これだけの面白さがあるので、もう少しボリュームが欲しかったですね。長く楽しみたいといいますか。

またBADENDも存在し、そこに結構足を突っ込みますが……凹むモノもあります。そこはご注意を。

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銀色 完全版
(ねこねこソフト:2001/08発売)
Keyword
シリアス 重い
ねーちん
願いを叶えるという銀糸に纏わる、時代を越えた悲話。この銀糸をキーとして、4つの話が展開されます。そのどれもが不条理を描いたものであり、安易なハッピーエンドはありません。最後の4章で全ての話が収束するのですが、そこで少し救いがあるくらいです。

それは時代や社会というマクロな力であったり、それは個人の感情というミクロな力であったり、様々な不条理が存在するわけです。そこに直面したときに人間がどのように考え、どのように行動するか。主人公とヒロインですら考えが異なるのですから、一つの可能性に過ぎないでしょうしもっと上手いやり方が存在するのかもしれません。しかし、彼らの選択、心情、行動。存在する人間くささ、身勝手さ、そして精一杯な姿。そういうモノに感動し、涙しました。

Dear My Friend
(light:2004/07発売)
Keyword
シリアス 友情と愛情
ちょっと重い
平凡な毎日に、親が一人の少女を引き取ってきたところから始まる物語。タイトルのとおり友情に重きを置いた話で、その友情から愛情への変遷を丁寧に描いています。ヒロインとのそれだけでなく、それを取り巻く友人達との友情も軽く扱われることが無いことも特筆すべき点。概して個別ルートでは他のキャラが消えがちですが、最後まで大事に扱われています。

内容がほのぼのかといえばそうではありません。人間関係、とりまく環境、様々なモノに悩みあるいは打ちひしがれる描写もあります。しかし、だからこそ話に引き込まれ、共感するのだと思います。”萌え”のような慣習じみたモノはありませんが、代わりに人間らしさがそこにはあります。

個別シナリオですが、完成度では話ごとに差があるように感じます。同級生とそれ以外でボリュームも違いますし。

智代アフター 〜It’s a Wonderful Life〜
(Key:2005/11発売)
Keyword
感動シナリオ ”生きる”
ミニゲームもあり
CLANNADの坂上智代シナリオの後日談。主人公と智代一家を描いた作品。恋愛ADVという分類ですが、マルチシナリオではなく人々の生き方に主眼を置いたヒューマンドラマと言うべき物語です。主人公を取り巻く人々の成長の過程は感動します。

いわゆる”ご都合主義”のような描写があるわけですが、それについての解釈で評価が分かれると思います。自分も蛇足な印象を受けましたが、そこにこだわって作品全てを否定することには抵抗を感じます。大事なのはその事象ではなく、それが起こって彼らがどう行動したか、ですから。

物語の構成・展開で万人受けはしないと思いますが、内容は面白いと自分は思います。

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ONE
(Tactics:1998/05発売)
Keyword
感動シナリオ 難解
えいえんの世界
学生である主人公が自分の中に広がるもう一つの世界を認識、そこから普段気がつかなかった大切なものとの関わりを描く物語。Keyの主要スタッフが製作に携わった出世作。話の根幹に”えいえんの世界”というモノがあり、それを明確に提示せずにプレイヤーへ解釈の余地を残すところから評価が分かれると思われます。

自分は明確な解釈をするのではなく、単に”そういう世界がある”と理解しています。ここの理由付けは本質ではない気がしましたので。その世界観を元に語られる人間関係、当たり前に存在するモノの大きさ・尊さ。ここに最大のメッセージがこめられていると思います。

全てを書ききらないシナリオ、プレイヤーと主人公の意思が一致しない場面、クライマックスの見せ方、と、非常に人を選ぶ作品だとは思いますが、自分としては強くオススメします。