ちょっとどうなのそれ、という。
地雷もここに。どうみても値段に見合いません orz




Wing& Wind
(Clear:2001/03発売)
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シリアス 不老不死
東京で一人暮らしをしていた主人公が従妹の手紙で田舎に戻り、そこで出会う人々と伝承に関する話。”不老不死”とあるため身構えてしまいそうですが、話を進める上でそれほど重い雰囲気にはなりません。むしろ、そこがダメな点と言えるかもしれませんが……。

全体的に書き込みが足りないな、という印象です。日常の描写であったり、キャラの性格付けであったり、もっとしっかり表現してほしいところ。別に萌えに走れとはいいませんが、個性を持った一人の人物として確立できていないんじゃないかな、という感じがしましたので。

絵は時代ということで仕方ないにしろ、音楽はもう少し起伏があっても良かった気がしました。

AS エンジェリックセレナーデ
(工画堂スタジオ:2002/03発売)
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萌え 音ゲー要素あり
一人の音楽奏者と、訪れた町で起こる追い求めてきた天使に纏わる話。完全なノベルゲームではなく、RPGのようなマップ移動や音ゲーのようなモードがある仕様です。絵の柔らかい印象も相まって、キャラクターたちは魅力に溢れています。

いかんせんボリュームが少ないことが問題。ノベル部分に比べてマップ移動している時間が長すぎました。音ゲー要素も正直どうなんでしょう……って、それを否定するとソフトの特徴を否定することになりますが。演奏モードはスキップ可能。

魅力的なキャラをテキストが使いこなせなかった、というのが正直なところです。質も量も。

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誰彼 〜たそがれ〜
(Leaf:2001/01発売)
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シリアス 燃え
アニメーションあり
 
戦争中に強化兵として眠っていた主人公が現代で目を覚ますところから始まる物語。過去の者との確執、そこに関わる現代の者の思惑。一人一人のEDを迎えていくことで語の全貌が明らかにされていきます。

単純に書き込みが足りませんでした。特にキャラに対する描写が圧倒的に足りません。何を思い、なぜそういう行動にいたったのか。これはアクティブノベルということで、アニメーションを入れたことの弊害かと思います。どうしても長い地の文を入れにくくなると思うので。全体としてももう少しボリュームが欲しかったですね。

アニメーションは今でいうところのgifアニメっぽいモノ、というのが正しいですかね。あそこまで硬くはありませんが。

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魂響 〜たまゆら〜
(あかべぇそふとつぅ:2005/05発売)
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伝奇シナリオ 燃え
ムービーは◎
現代日本を舞台に、妖魔を駆逐する霊能力者たちの物語。絵とムービー、主題歌のクオリティの高さ、そして衝撃の体験版のために購入しました。ムービーのクオリティは非常に高いです。OPのみならず挿入ムービーもあり、シナリオを盛り上げます。

これでシナリオもしっかりしていれば良かったのですがね。自分の購入の過程を考えると”地雷”と表現するのが適切じゃないかな、と思います。ブツ切りになったシナリオは読めたものじゃなかったです。

次回作が相当の人気を博したようで、今作はコンシューマ版に続いて再販されるようです。シナリオが刷新されているとか。

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てのひらを、たいようにAB
(Clear:2003/05発売)
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ファンディスク
後日談
「てのひらを、たいように」の話に至る”過去編”と後日談の”未来編”を収録したファンディスク。それとおまけが一話。ファンディスクなのでボリュームが少ないのは仕方の無いことですが、かといって質はと問われると……。

本編で魅力的だった永久さんの後日談が気になったので買ったわけですが、肩透かしといいますか。あー、限定○本にやられたなー、という感じです。前作を受けて冗長さが解消されるかと思っていたのですが、この辺りも本編を忠実に再現していました。ファンディスクなので購入層が限られるのですから、重複部分の描写はいりませんよ。

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